【横浜・10月26日】名将エディー・ジョーンズ率いるイングランドが、3連覇を狙ったニュージーランドを19-7で破り、決勝に進出した。

前半を10-0で折り返したイングランドは、ニュージーランドの反撃を1トライに抑えて逃げ切った。ワールドカップ(W杯)での対ニュージーランド4戦目にして初勝利を収めた。

イングランドは開始2分、相手ゴール前に殺到してCTBマヌ・ツイランギがポスト右に飛び込み7-0(ゴール成功)とした。さらに攻め込み続けながらなかなか追加点が取れなかったが、前半終了間際にSOジョージ・フォードがPGを加えて前半を10ー0とした。

後半もイングランドはボールをよく支配して果敢に前に出て、10分にPGを加えた。17分に1トライを返され13ー7とされたが、23、30分にもフォードがPGを加えた。

ニュージーランドは相手の気迫に飲まれてほとんど自陣に押しやられ、相手ゴールに近づけないまま前半を終えた。後半17分に相手のラインアウトのミスを突いてフランカーのアーディー・サベアが1トライを返したが、焦りもあって珍しくミス、反則を多発した。3連覇を狙うチームらしさは全くないまま惨敗を喫した。

「ワールドカップはいつも守備が鍵で、我々にとっては防御こそ最大の攻撃だ。我々は守備でチャンスを作って攻撃した」とジョーンズ監督。

ニュージーランドに対して「(守備の時に)ラインから力強く飛び出さないといけない、時間やスペースを奪わないといけないと分かっていたし、それを実行できた。いくつか(相手の)ミスも誘発したし、幸運にもバウンドが何度か我々の方に転がってきて結果につながった」と振り返った。

プレーヤーオブザマッチに選ばれたロックのマロ・イトジェは「まだ仕事を終えていないが、一歩近付いた」と目指す優勝に向けて気を引き締めた。

イングランドは、2003年大会以来2度目の優勝を懸けて11月2日の決勝に臨む。27日に行われる準決勝のもう1試合、ウェールズ-南アフリカの勝者と戦う。

W杯全9大会の出場でイングランドは通算4度目の決勝進出。2007年大会の準々決勝でフランスに敗れたのを最後に負けていなかったニュージーランドのW杯連勝記録は18試合でついにストップした。

3連覇の望みを断たれた「オールブラックス」のキーラン・リード主将は「これから試合を振り返るが、ああだったら、こうだったらという点がたくさんあるだろうし、もっとうまくできた部分もあるだろう。今日のような日は、そういうことを考える余裕はない」と言葉を絞り出した。

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