【東京・10月22日】ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で繰り広げられる好ゲームや好プレーに一喜一憂する一方、負けたら終わりの決勝トーナメントで敗退、悔し涙に暮れる選手には感傷的にさせられるが、世界中のファンの心をわしづかみにしているのは子どもとの再会シーン。

 敗退が決まり、観客席の家族と交歓する選手の中には子どもをピッチに降ろすプレーヤーも多い。中には、あふれる涙が抱きかかえた子どもの頭にぽたぽたと落ち、何億人というテレビ桟敷のファンがもらい泣きする場面も。

 恐らく最も感動的なシーンは、イングランドとの準々決勝戦に敗れた後、オーストラリアのSOクリスチャン・リアリーファノ(背番号10)が息子のジェレミー君と抱きあっている場面(左上)。試合終了の笛と同時に息子のもとに駆け付けたリアリーファノは昨シーズン、豊田織機でプレー、今季はNTTコミュニケーションズへの加入が決まっているが、3年前、白血病と診断されながら、妹からの骨髄移植で病を克服、同国代表に復帰した。

 上のほかの写真は時計回りで、息子2人とピッチを歩くフランスのルイ・ピカモル;南アフリカとの準々決勝で敗れた日本のアマナキ・レレイ・マフィは泣き顔で娘を抱っこ;並んだ両チームの選手の間を娘を連れて歩く、ウェールズに敗れたフランスのマクシム・メダル;娘を抱くニュージーランド戦で敗れたアイルランドのピーター・オマホニー(左は娘とハイタッチしようとする相手チームの主将キーラン・リード);サイズが自分と同じくらいのボールで遊ぶ幼児はオーストラリアのニック・ホワイトの息子;ニュージーランドに敗れて子ども3人の頭上に涙の雨を降らせるアイルランドのロリー・ベスト;タータンチェックの服を着た娘を抱く、1次リーグA組最終戦で日本に敗れたスコットランドのザンダー・フェーガーソン。

 

上の写真(時計回り):日本のトンプソンルーク(左上)とサモアのフィロ・パウロ(右上)はW杯最終戦後、それぞれの家族のもとへ一直線。娘とポーズを取ってカメラマンを喜ばせるオーストラリアのウィル・ゲニア、娘と違い、思わず顔がほころぶ。ウェールズに敗戦後、娘を抱くフィジーのチャレ・バトゥンブア。

上の写真(左上から時計回り)は、ウェールズに敗れて悔し泣きの息子をなだめるフィジーのキャンピシ・マアフ;妻、娘とポーズを取るオーストラリアのロブ・シモンズ;アルゼンチンのベンハミンマリア・ウルダピジェタと息子;娘を肩車する日本のリーチマイケル主将。

終盤戦に入った日本大会では、ビッグネームの選手が何人か姿を消したが、ここに写った子どもたちは、練習に明け暮れてめったに会えなかった父が帰ってくると大喜びだ。

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