【東京・10月19日】大会3連覇を狙うニュージーランドがアイルランドを飲み込んだ。46-14の快勝だった。

開始6分にPGで先行したニュージーランドは、ゴール前に攻め立てた14分にラック脇からSHのアーロン・スミスが飛び込んで10-0とした。これを機にFWの怒涛の出足に加えてバックスも果敢に展開。ここ3度の対戦で2度苦杯をなめさされた相手に次々と襲い掛かった。

左隅に攻め込んだ20分には、すかさずブラインドを突いてスミスがコーナーに押さえて連続トライ。32分にも相手のパスミスに乗じて自陣から一気に切り返してFBのボーデン・バレットが右中間に押さえ、前半で22-0と一方的にリードした。

プレイヤーオブザマッチに選ばれたFBボーデン・バレットは「とにかくいいプレーをしたかった。今日はその気持ちを出して戦えた。生きるか死ぬかのトーナメントだ。いいプレーができなければ、帰らなければならなくなると分かっていたしね」と振り返った。

後半もニュージーランドは防御の的を絞らせないパスワークで、まるで練習のようにボールを散らせた。8分にフッカーのコディー・テイラーがポスト下に押さえた。21分にはキックパスから交代FWのマット・トッドが、33分にも、相手ミスを一瞬切り返してWTBのジョージ・ブリッジがトライ。終了間際にも1トライを加えた。

アイルランドは黒い壁に阻まれ、思うように前に出られなかった。キックも効果なくすぐ蹴り返されて、攻める糸口がつかめなかった。やっと後半29分、CTBロビー・ヘンショウがトライ。36分にも認定トライを物にしたが、反撃も遅すぎた。

アイルランドは7度目の準々決勝進出だったが、またも準決勝への壁を破れなかった。

この試合を最後に代表を引退するロリー・ベスト主将は、自身のキャリアについて「本当に楽しんできた。ファンが素晴らしかった」と振り返り、ニュージーランド出身のジョー・シュミット監督を「アイルランドのラグビーを高いレベルに導いてくれた」と感謝した。

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