【大分・10月19日】フランスとの大一番に臨むウェールズにとって、2015年大会での準々決勝敗退という苦い思い出が強いエネルギーになっているとフランカーのジャスティン・ティプリクは話す。

ワールドカップ前回大会でウェールズは、ベスト4進出を目前にした試合終了5分前に南アフリカにトライを許し、23-19で敗れ大会を去った。

ティプリクは、前回大会を経験している現代表7人のうちの1人。トゥイッケナムでの南アフリカとのゲームには途中出場し悔しさを味わった。

それから4年、今やチームのキープレーヤーの1人として20日、大分でのフランス戦で雪辱を期す。

「誰だって試合には負けたくはない。でも残念なことに誰のキャリアにもアップダウンはつきもの」とティプリクは話す。

「(南ア戦は)ひどく落胆したよ。でも、われわれはそれから学んだ。2度とあのような経験はしたくないし、2度と起きないで欲しいと願っているよ」

2007年に就任したウォーレン・ガットランド監督率いるウェールズは、4年前の敗戦をバネに着実な試合運びとタフさに磨きをかけてきた。

ティプリクは積み重ねてきた経験がプラスに働くと信じている。

「ラグビーでは経験が物を言う。特にビッグゲームではね。しかもそういう試合では、いい選手ほど経験の違いをプレーに生かすもの」

「それに今年と2015年とでは気持ちが違っている。今回、無敗で来ているということが自身につながっているし、万全なコンディションを維持しているスコッドから出場を選べていることもポジティブな要素だね」 

フランス戦ではウェールズが有利と見られている。2011年大会ではウェールズは準決勝でフランスに敗れたが、ここ8度の対戦では7勝を挙げている。

 ウェールズはここ22試合のテストマッチで14連勝を含む19勝。負けはいずれもワールドカップに向けたウォームアップゲームで喫したもの。

 「研究されてはいるけれど、たぶんわれわれが有利だと思う」とティプリク。

 「これまでずっとやってきたこととそんなに変わりはないけど、自分たちの試合をしなければいけない。ここ数年、フランス相手にはゲームプラン通りの試合ができている」

「でもフランスは試合当日に調子を上げ、どの対戦相手にも勝てるチームだ」と、ティプリクは警戒を怠らない。

日本に長期間いることについてティプリクは、報道などの影響を過度に受けることなく落ち着いていられると話す。

「ゲームの前は誰だってできるだけリラックスしようと心掛けるけど、ウェールズやイングランドだといろんな事が耳に入ってくる。ここ(日本)では少しそれとは違うけど、結局最後はラグビーというゲームに行き着く」

「子供の頃に始めて今でもプレーしているラグビー。それを楽しまなければならない、しかもビッグステージで…」

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