【東京・10月9日】W杯3連覇を目指すニュージーランドは12日、1次リーグB組最終戦のイタリア戦に臨むが、偉業達成にはここ2回の連続優勝を率いた伝説の主将リッチー・マコウが示したような一貫した好調さが欠かせない。スティーブ・ハンセン監督は、最終的には71-9の大差で勝った6日のナミビア戦で見せたような立ち上がりのまずさは、頂点に立つためにはあってはならないことだという。

「スポーツで一番難しいことの1つは、いつでもベストのパフォーマンスができるような精神状態を保つことだ」とハンセン監督は指摘する。「毎試合、エベレストに登るようなもの。どの相手でもそのような状態でプレーができた選手は、これまで1人しかいない。それがリッチー・マコウだった。彼はオフのように気を抜いたり、まずいプレーをしたことがない。これは気分の面でもメンタル面でもものすごい努力が必要で、たぶん、彼が引退した理由の1つはそのためだろう」

 

ハンセン監督は、弱い相手との試合では人間として緊張感を緩めることは「時には許される」と認める。「これは窓ふきのようなもの。きれいになったと思っても、隅がちょっと汚れたままということはよくある」
しかし、だからといって、ニュージーランドがマコウの到達した高みを再び極めることに失敗することはないだろう。

「リッチーはオールブラックの伝説的メンバー」と言うのは同じフランカーで今回の代表マット・トッド。「彼は試合前に最高の状態になるよう準備するスタンダードを示してくれた。みんなそのレベルに達し、チームが求めるプレーができるよう努力している」。そうした準備が誰よりも良くできたのがマコウだった。

 

 記録に見るマコウ選手の比類ない実績

テストマッチ出場148試合(先発141試合, 途中出場7試合): 2001年から2015年まで(27トライ)
(勝利131試合、敗戦15試合、引き分け2試合=勝率89.18%)

W杯22試合出場 (先発18試合、途中出場4試合): 2003、2007、2011、2015年(3トライ)
(勝利20試合、敗戦2試合=勝率90.90%)

テストマッチの主将としての記録:先発110試合、勝利97試合、敗戦11試合、引き分け2試合(21トライ)=勝率89.09%

W杯試合での主将としての記録:先発13試合、勝利13試合(3トライ)=勝率100%

獲得優勝杯
W杯(2011、2015年)
3カ国対抗戦(2002、2003、2005、2006、2007、2008、2010、2012、2013、2014年)
スーパーラグビー(クルーセーダーズ)(2002、2005、2006、2008年)
世界最優秀選手(2009、2010年)
ニュージーランド年間最優秀選手(2003、2006、2009、2012年)

RNS ic/lm/bo/mk/kf