【豊田・10月5日】試合最後の1プレーでサモアから4トライ目を挙げ、待望のボーナスポイント付きの勝利を挙げて初の決勝トーナメント進出へ王手をかけた日本。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の試合後の第一声は「とても誇りに思うし、ほっとしている」だった。

大会開幕を世界ランク1位で迎えたアイルランドを相手に初戦で番狂わせを演じ、初のベスト8入りへ国民の期待は膨らむばかり。13日に行われる1次リーグ最後のスコットランド戦を前に、サモア戦の勝利は至上命令だった。

序盤は接戦になったが、ジョセフHCは「試合が進むにつれて(展開を)コントロールできる気持ちになった」と手ごたえを感じていたという。「選手たちが練習で何をしないといけないか、理解してやっていれば結果に表れる。チーム全体でフォーカスした結果」。苦労したとはいえ、最後は期待通りの結果になっただけに表情には満足感が浮かんでいた。

母国ニュージーランド「オールブラックス」でもプレーした名選手で、監督としてもスーパーラグビー(ハイランダーズ)で優勝を果たした実績も持つ。キックを多用したことについて「スコットランドがサモア戦で効果があることを示していた」と狙い通りの戦術だったことを説明した。

日本ラグビーにとって歴史的快挙が目前となった。「これまで誰も成し遂げていないのでわくわくしている。1試合ごとに集中し、1週間ごとにチャレンジをこなす状況。お互いを信じ、詳細な部分を理解し、細かいところを実行していく。強いスコットランド相手にその気持ちで戦う」。最後の大勝負へどっしり構えている。

RNS hn/kf