【東京・10月3日】ラグビーW杯2019のテレビ中継が、地上と宇宙で新境地を開拓している。

ワールドラグビーは先日、日本がアイルランドに勝利した試合の視聴率が単一市場のラグビー中継では史上最高の28.9パーセントに上ったと明らかにしたが、さらに今大会が国際宇宙ステーションで放映されることを3日に発表した。

欧州宇宙機関のイタリア人、ルカ・パルミターノ宇宙飛行士は熱狂的なラグビーファンだが、今週は国際宇宙ステーションのミッションで日本の上空408キロメートルの宇宙空間にいる。W杯では4日、イタリアは南アフリカ対戦するが、ワールドラグビーの計らいで同宇宙飛行士はこの試合を宇宙で観戦できることになった。ラグビーW杯が宇宙で放映されるのは史上初めてのことだ。

パルミターノ宇宙飛行士によると、ラグビーと宇宙でのミッションには似たところがあるという。「ラグビーは、友情とチームワークがものをいう素晴らしいスポーツだ」とパルミターノ氏。

更に以下のように続けた。「トライを挙げるためにはチームが一丸となる必要がある。宇宙ステーションのミッションも、宇宙飛行士たちと世界中の地上スタッフが一丸となってわれわれの“トライ”、つまり宇宙探検や科学技術の発展という目標に向かって進む」

「チームワークを重視し、スポーツマンシップの下で戦うラグビーというスポーツに敬意を示し、われわれも宇宙ステーションで互いに協力し合い、世界をよりよくするという目的に向かって活動していく」

「このように、ラグビーと宇宙でのミッションは類似点を持っている。大会の成功と、イタリアの大事な試合での活躍を祈っている」

イタリアは現在プールBでトップに立っている。次の南ア戦でラグビー史上2位の142キャップとなるイタリアのセルジオ・パリセ主将(1位はリッチー・マコウ)は「4日の試合が宇宙ステーションでも放映されるなんて最高の気分だ。まさにボーダレスだね」と話している。

さらに「ラグビーW杯の試合を宇宙で放映するのは初の試み。その場にイタリアのサポーターがいてくれるというのはラッキーだ。喜びを分かち合い、素晴らしい感動を届けたい」と次戦への抱負を語った。

 

一方、地球ではラグビーW杯が世界中のファンを魅了し、新たな観客を獲得していることが最新の視聴率で証明された。

日本の第2戦、アイルランド戦の瞬間最高視聴率はNHKで28.9パーセント。ゴールデンタイムの生中継をおよそ3000万人が視聴したことになる。

英国では、同じ試合の視聴率がITVで29.6パーセントを記録。早朝の時間帯にも関わらず、約180万人が視聴した計算だ。その後の南ア対ナミビアの視聴者は120万。英国では自国だけでなく他国のチームも人気が高いことをうかがわせた。

RNS ci/kf