【東京・9月30日】ラグビーワールドカップは、先週末の2つの好ゲームによって盛り上がりが一気に加速した。

まずは28日、日本が逆転でアイルランドを下し、大会最初の番狂わせを演じると、翌日にはウェールズが1987年以来となるW杯での対オーストラリア戦勝利を挙げた。 

 

過小評価されていたディフェンスが日本の番狂わせを支えた

序盤3-12とリードを許しながらジリジリと盛り返し、終わってみれば19-12でアイルランドを撃破した日本。攻撃の技術やスピードばかりが大きく報じられているが、4年前の南アフリカに次ぐこのジャイアントキリングの裏には、超人的なディフェンスがあった。

日本は試合開始から「タックルが命」とばかりにアイルランド攻撃陣に当たっていった。それが功を奏し、FWが自慢のチームに後半ほとんど仕事をさせなかった。チームとして今大会2番目に多い171のタックルをし、失敗は33回と高い成功率をたたき出していた。

劣勢に立たされたアイルランドは、試合会場の静岡の湿気と容赦ない日本のタックルにさらに体力を奪われていく。初戦でスコットランドに圧勝したようなプレーを見せたかったが、完全に封じられて終わった。

 

 

オーストラリアがW杯1次リーグでの最多失点

W杯前の7月、オーストラリアにとっての大きな課題は「チーム全体として攻撃の嗅覚が十分あるのか」ということだった。2015年大会準優勝の「ワラビーズ」も昨年は13のテストマッチで4勝にとどまり、攻撃のバリエーションに欠けると指摘されていた。

ところが、ウェールズに対して攻撃よりもディフェンスが崩壊し、オーストラリアにとってW杯1次リーグ過去最多失点となってしまった。(これまでは1995年、対南アフリカ戦の27失点が最多)

一方のウェールズは、多彩なキックを駆使し、わずかなチャンスもゴールを狙ってオーストラリアを崩しにかかった。ともに前後半の開始早々にDGを成功。ダン・ビガーが試合開始35秒で決めた一撃は、W杯史上最速と記録されたDGとなった。

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