サクラフィフティーンこと、女子15人制日本代表が11月にヨーロッパ遠征を実施し、11月24日(日)にグラスゴーのScotstoun Stadiumで女子スコットランド代表と対戦する。

 スコットランドの世界ランクは12位(日本は16位)で、この遠征中にもう1試合テストマッチを予定しており、詳細は追って発表される予定だ。

 女子日本代表は、今年1月に迎えたレズリー・マッケンジー監督の下、来年早々に予定されている2021年ワールドカップ・ニュージーランド大会へ向けて、指揮官の着任早々に活動を始めた。

毎月の合宿に加えて、7月にはオーストラリア遠征を実施して、女子オーストラリア代表とニューカッスルとシドニーでそれぞれテストマッチを戦った(結果は2連敗)。11月のスコットランド戦は、それ以来の貴重な実戦となる。

元女子カナダ代表で2度のワールドカップにも出場した経験のあるマッケンジーヘッドコーチは、オーストラリア戦で得た課題や手応えなどを踏まえて11月の遠征までに練習で修正を図り、スコットランド戦に活かしたいという狙いを持っている。

 日本ラグビー協会の女子15人制強化委員長の浅見敬子氏は、「スコットランドとの堆積機会を得たことは大変な栄誉。2021年ワールドカップの出場権を獲得するためにも、有意義なステップアップの機会と捉えている」とコメント。

 女子15人制日本代表監督を務めた経験のある浅見委員長は、競技力向上という主目的以外にも「スコットランドの伝統あるラグビー文化に触れることで、日本の女子ラグビー文化を花開かせることに」つながると、フィールド内外での遠征の成果を期待していると話している。